休暇とそんな週末

今日明日は次の現場に入る前に休養のため休暇をとってるのである。リフレッシュ休暇というヤツである。
金曜の夜、ただ座っていても痛む背中に業を煮やし、仕事がひけた途端に電車に飛び乗ってマッサージに行ってきた。揉み返しがあろうがなんだろうがどうでもいいからとにかく助けてほぐしてと飛び込んだ先では「かっっったいですね‥‥!」といつものような半笑いは無しで絶句され、いつもより力を込めてゴリゴリされ、いつもよりアクロバティックな大技が繰り出されたのだった。マッサージ屋であんなことされたの、あたい初めて‥‥。(ポッ)お陰でまだ肩を回すとぐりぐりごりっと音はするものの、明らかに各関節の自由度が上がり、なんだかいつもの自分に戻ったようで気分がいい。やっぱこれだよ。
常時痛みを我慢しているせいで無意識のうちに力が入り、時間が経つほどにどんどん筋肉や筋が硬くなっていくのが自分でも判る。これはけっこうな拷問だ。焦れば焦るほど逆効果。風呂に入ろうが散歩しようが矯正ベルトをつけようがラジオ体操しようが自力整体しようが焼け石に水。あれよあれよと全身がつるようにビキビキと歪んでいくのだ。どっかで悪循環を断ち切らなきゃ、どうにもならない。それも病気でも故障でもない、単なる肩凝りなのだ。御託はいいからほぐしてくれ!(魂の叫び)
そんな希望通りにしてもらって、帰りにベアード直営店のタップルームでビールを飲んで、ああスッキリ。しかし今までの対処が無駄だったかというとそうではなく、諸々の効果があってお陰でこうして行動を起こせるくらいには回復できたということなのだろう。だって一時は風呂に入るのすら億劫で寝落ちしていたのに、会社帰りにわざわざ東京まで行けるなんて、随分よくなったものだ。一連の努力の過程で見えてきたことは、どうも私は腹に力を入れすぎで生きているらしい。よく臍の下に力を入れろというが、私の場合は無駄に力みすぎてて疲れるようだ。いってみれば、腹を据えすぎ。なんだそりゃ。もっと風に揺れる柳のようにヘロヘロと生きてみることにしよう。
次の日に出先でちょっと時間が空いたので、そこにあった100円ショップをブラついていたら、むくむくと工作欲が湧いてきた。意識がアウトプットに向いたのは久しぶりだな。他人事のように慶ぶ。調子が悪いのは、ダメ。ゼッタイ。


それから漢方薬を変えてもらった。
今までのは葛根湯と小半夏加茯苓湯。最初はじんわりぽかぽかしてよかったんだが、低温期に入ったら全然効かなくなってしまったのだった。今度のは桂枝加朮附湯。
漢方薬が保険適用外になったら困るなぁ。土曜日に病院へ行ったら、受付でさっそく新制度反対の署名を募っていたので四の五の言わずにしてきた。
以下、おくすり110番より引用で薬の効能の覚書。

葛根湯

【働き】
葛根湯(カッコントウ)という方剤です。発汗作用があり、体の熱や腫れ、あるいは痛みを発散して治します。病気の初期で、比較的体力のある人に向いています。
具体的には、カゼのひき始めでゾクゾク寒気がするとき、また、頭痛や肩こり、筋肉痛、じん麻疹などにも適応します。

【組成】
漢方薬は、自然の草や木からとった「生薬」の組み合わせでできています。葛根湯は、主薬の“葛根”をはじめ、下記の7種類の生薬からなります。薬理的に重要な役割をする“麻黄”には、交感神経刺激薬のエフェドリン類が含まれます。この成分は、西洋医学の気管支拡張薬と同様の作用を示し、咳やゼイゼイする喘鳴をおさえます。そのほか、おだやかな発汗・発散作用のある“桂皮”、痛みをやわらげる“芍薬”、炎症やアレルギー症状を緩和する“甘草”などが配合されています。これらがいっしょに働くことで、よりよい効果を発揮します。病院では、煎じる必要のない乾燥エキス剤を用いるのが一般的です。

* 葛根(カッコン)
* 麻黄(マオウ)
* 桂皮(ケイヒ)
* 芍薬(シャクヤク)
* 甘草(カンゾウ)
* 大棗(タイソウ)
* 生姜(ショウキョウ)

小半夏加茯苓湯

【働き】
小半夏加茯苓湯(ショウハンゲカブクリョウトウ)という方剤です。吐き気や嘔吐をおさえ、体を楽にします。体力が中くらいの人で、胃に水分が停滞しチャポチャポしているようなときに向きます。

【組成】
漢方薬は、自然の草や木からとった「生薬」の組み合わせでできています。小半夏加茯苓湯は、吐き気をおさえる“半夏”と“生姜”、余分な水分を取り去る“茯苓”の3種類の生薬からなります。これらがいっしょに働くことで、よりよい効果を発揮します。病院では、煎じる必要のない乾燥エキス剤を用いるのが一般的です。

* 半夏(ハンゲ)
* 生姜(ショウキョウ)
* 茯苓(ブクリョウ)

桂枝加朮附湯

【働き】
桂枝加朮附湯(ケイシカジュツブトウ)という方剤です。体をあたため、痛みを発散させる作用があります。具体的には、関節痛や神経痛、冷えによる痛み、手足のしびれやこわばりに適応します。冷え症で、体力のあまりない人に向く処方です。

【組成】
漢方薬は、自然の草や木からとった「生薬」の組み合わせでできています。桂枝加朮附湯は、主薬の“桂枝(桂皮)”をはじめ、下記の7種類の生薬からなります。おだやかな発汗・発散作用のある“桂皮”、痛みをやわらげる“芍薬”、余分な水分を取り除く“蒼朮”、体をあたため痛みをとる“附子”、緩和作用のある“甘草”などが配合されています。これらがいっしょに働くことで、よりよい効果を発揮します。病院では、煎じる必要のない乾燥エキス剤を用いるのが一般的です。

* 桂皮(ケイヒ)
* 芍薬(シャクヤク)
* 蒼朮(ソウジュツ)
* 附子(ブシ)
* 生姜(ショウキョウ)
* 大棗(タイソウ)
* 甘草(カンゾウ)