これは胃‥‥ではない。周りの筋肉だ。

ある朝、背中の真ん中が攣りそうになって目が覚めた。あー、いつも硬く冷たくなっていたあたり。ちょうど胃の裏側あたり。良くなったと思わせて芯が残り解決したと糠喜びさせてはほとぼりが冷めたころにひょっこり存在を主張する、積年の諸悪の根源である。今度は何だ。
起きている間はそんなんでもないのに、寝ると引き攣って目が覚めてしまう。背中側だけでなく腹側までピキピキしてくる。仕事の追い込みとともに連日同じことが起きるので、芍薬甘草湯から半夏厚朴湯に六君子湯、そしていつもの抑肝散と試してみたところ、これ、気血両虚に腹の冷えだな*1。半夏厚朴湯が効いて症状が交通整理されたらしく、温めると楽になるのがわかりやすい。試しにこってりラーメンに生姜と大蒜をぶち込んでみたら、薬より効いた。いまなら養命酒がものすごく効きそう。がちがちに固まった状態で飲んでも効果が出ないものが、緩んでくると覿面に効くというのはある。たぶんな、外仕事だもんで毎年繰り返される冬の冷えと夏の熱中症一歩手前が地層のように重なって、過労とストレスがそれを膠のようにがっちりホールドしてた感じなんではなかろうかと。
季節は移り変わっていくし歳は取るし仕事してる限りストレスと過労はなくならない。いつまでも変化に合わせてアシストしていかなきゃならないんだろう。生きるというのは因果なものである。

*1:個人の感想です