あまりにもだるいのでまた漢方を飲み始めた。今度は病院へ通う暇もないので、薬局で市販薬を入手して凌いでいる。
手足はぶわぶわと熱くなるのに、触ると腹は冷たいという部分冷え体質である。これがけっこう厄介で、身体の温まる生姜や根菜を摂っても、一瞬あったかくなってもすぐに手足の先から放熱してしまう。そのくせ胴体は冷たいまま代謝が上がらない。冬に末端が冷えないのは便利だけれども、夏はのぼせてツライ。
てなわけで、素人見立てなのでどの種類かは伏せるが、増血系のお肌の乾燥を防ぐという漢方薬を選んでみた。たぶん理屈からいって、身体の表面に集まった熱をひっこめる=肌の乾燥を防ぐということなんだろうとアタリをつけながら。
飲んでみると見事すぅっと手足のほてりが治まり、楽に仕事にも集中できて疲れにくくなった。ドンピシャである。いままで相当のぼせてたんだなぁ。加えて体感温度がガクッと下がった。いままで暑くて暑くて汗もダラダラで気が狂いそうだったのが、そりゃ夏なので暑いけども正気は保てる、というか、汗が冷えると逆にぞわりと寒くて気持ち悪いほどである。こうなってくると暑いからさっぱりするために浴びていたシャワーが、汗をかいたままだと寒いので落とすためになってくる。
振り返ると、去年の夏に食事制限してダイエットをしたんだよな。他にも過労やら心労やら諸々が重なったとはいえ、それが大きな失敗だったようで、代謝がガクッと落ちて長い長い体調不良を引き起こしてしまった気がする。あまつさえ、リバウンドというのか食事制限をやめても代謝は元に戻らず、体重は増加の一途である。なんて恐ろしい。体質によるんだろうが、私には食事制限のダイエットは合わないことが、よーく判った。授業料はずいぶん高くついたがな。
それにしても一度低体温に陥ると戻すのがこんなに大変だとは、ぬかったぜ。ダイエットにしろ低体温対策にしろ、とにかく筋力をつけて代謝量を上げることが肝要になってくるんだろうが、筋トレをする気力体力を捻り出すところから始めねばならん。とほほ。