とりとめのない話

結局、漢方薬の当帰芍薬散は合わなくて、いまは当帰四逆加呉茱萸生姜湯(長い)に切り替えている。続けて飲んでいるうちに、前の薬効と混ざり合って何がどう効いてるんだか効いていないんだかわからなくなってきたので、年が明けてから1週間ほど全部休んだら、やっぱり背中と腰の間が痛くなってきたので再開した。四逆散は専用の証があるとかで、それが胸脇苦満というのだが、つまり肋骨の一番下のふちに沿って腹を押すと痛いらしい。え、普通の人は痛くないの? それと当帰四逆加呉茱萸生姜湯(長い)の証は鼡径部を押すと痛いとか。え、普通痛いでしょ? 混乱した私は試しにそこに転がっていた熊の腹を押して怪訝な顔をされた。
新型コロナの蔓延と家の事情が重なって、今年の年末年始は基本的に大人しくしていた。毎年恒例のカピバラ詣でも本当は温泉宿に1泊しようとしていたのだが、諦めた。なにしろそもそも論として休み自体が少なくて金の問題じゃないという感じなので、gotoがあろうがなかろうがあまり関係はない。いままではちょいちょい外食もしていたのだが、ここにきての陽性者数をみると7日間で人口2500人につき1人くらいの割合になっているので、無症状や極軽症で本人も気づいてない人のことを考えたらもうそこらへんにいると思った方がよさげ。というか自分自身、絶対に持ってないかといわれたら自信はない。こうなったら頭を低くして嵐が過ぎ去るのを待つしかない。
といっても、仕事はテレワーク出来るような代物ではないし、水が漏れてると言われたら客先に行かないわけにもいかない。準インフラ関係なのでそこはもう諦めているが、因果な商売である。でもみんな大変で喧々諤々してるしなぁ。できることを粛々とやるしかないか。あんなのはいっぺん罹ったら充分だしな。しかし緊急事態宣言が発令されても去年の春と比べると人通りはだいぶ多いね。あのときは人が一瞬にして消えた幽霊船の街バーションかと思ったもんな。