また風邪ひいた

ここのところ毎週週末になると吐いたり寝込んだりしている。しかしそれでも去年に比べたらまだマシな体調なんである。体調が落ちるということは、少なくとも普段は普通で落ちるだけの落差が存在するということだ。去年のようにのべつ幕なしにあそこが痛いのここがだるいのと全身倦怠がずぅっと続いていれば、それ以上落ちようがない。むしろ落ちてはマズい。その先は死あるのみである。そんな状態と比べれば、無理すれば動けるうちはまだまだ。などとオトコマエなことを嘯きながら、陰ではピーピー泣いているわけである。変なテンションになってとりあえず寒いのがムカついたので、寒気をとるために泣きながら風邪薬を口に放り込む。
そんな中、日曜には注文していた自転車を取りに行ったのであった。雨が降り出しそうな空模様でさっさと受け取って帰ろうと思いつつ、つい手芸屋さんを覗いて合皮と金具を買い込んで散財する。お店の近くまで行って時間もあるという貴重な仕入れチャンスを、多少体調に難があるからといって無駄に出来るものか。もっとも作る時間はもっとないんだが。こうしてどんどん材料ばかり溜まっていくのだった。いつか作ろうと買っておいた銀粘土がそろそろ1年モノになってしまいそうだ。
いろいろ目論んではいるものの、仕事には拍車がかかり風邪なんだか過労なんだか別の病気なんだか、混乱してなにがなんだか判らない。身体にあざが出来ていても、いつぶつけたのか思い出せないほどのていたらくである。判ったことは、風邪薬では喉が痛いのは治らないということだ。チョコレートの甘味がざらついた喉に引っ掛かる。