壊れかけの満腹中枢

この頃、会社から帰って夕食を摂るとぐったりして何もする気がなくなり、洗濯物を畳んだり小物をあるべき場所へ片付けたりするのすらかったるくて、どんどん生活が荒れてきていた。なんだろうなぁ、仕事も忙しくはないし、そんなに疲れる要因があるわけでもない。更年期かなぁ、蓄積疲労かなぁ、飲みすぎかなぁ。
など不安になっていたのだが、よくよく考えてみたら夜にぐったりだるいのは単に晩飯を喰いすぎなのであった。震災からこっち、妙に腹が減ってバクバク食べていたのだが、若い頃ならいざ知らずもうその量に胃腸がついていけてないのだ。
最近「普通、お腹いっぱいになるまで食べないでしょ、大人なんだから」という言葉を聞いて衝撃を受けた。そ、そうなのか。私は食べ始めるとお腹いっぱいになるまで食べないとなんとなく食べた気がしないのだ。しかも炭水化物と動物性たんぱく質と根菜と葉物野菜をまんべんなく食べたい。ああ食べた、という満足感で快楽物質が出ないと物足りない。たらふく飲んで喰ってあひゃひゃひゃ言うのが好きなんである。ちゃくちゃくと人生MAX体重更新中である。
しかしそんなバカ喰いにも、もう身体がついていかないのだと思うと、なんだか寂しいものがある。あんまり太るとリアルに糖尿が心配になってくるしね。美容より健康に目がいくようになってきたね。食事も体重も全体的に少し軽くしようね。と自分の中の小学生に言い聞かせるのだった。
あと、人並みより稼働時間が少ないのは昔からだった。なんのことはない、これが平常通りだったんである。ここんとこ不調や忙殺や激震が続いてたから自分を見失ってたわ。