白蛇合皮:鞄・出来上がり

1ヶ月くらい前からちまちま作っていた鞄がようやく出来上がったのである。(途中経過

裏から見るとこんな感じ。

クリーム色の蛇柄を型押しした合皮にこげ茶のデニム地を配し、肩紐はオリーブ色のアクリルベルト(40mm)、飾りベルトは20mmの革を使った。金具類は基本的にシルバー色にしたかったのだが、一部ファスナーなどでシルバーのものを手配し切れなくてブロンズ色も使用している。大きさはA4サイズが余裕で入るくらい。マチも下8cm、上部で6cm取ったので、ノーパソも充分対応できる。持ってないけどな。
表側の外ポケットはふたつに分け、片方は蓋をつけてバネホック止め、もう片方はオリーブ色のファスナーを付けた。これが出来上がってみたら見た目に反してあまり中身が入らなかったのが、まだまだ修行が足りないわ。しかしパスモや鍵くらいは入るからヨシとしよう。裏側はガバッと大きなファスナーつきのポケットである。
内側も両側にポケットつき。内布はプリント綿である。

いやはや、やっと終わった。今回はパーツが多くて時間が掛かってしまった。合皮はいってみればビニールなので応力は期待できない。金具やパーツがついている部分はいちいち全部、裏から力布を貼ったのがまた手間だった。なんでこんな手の掛かるデザインにしたのかというと、このようにチャリのサドルに装着できるようにしたかったからである。

が、下から見ると・・・・

おもっきしタイヤに乗っかってますがな! かように人生とは計算通りにはいかないものである。目から汁が出そうだ。去年の年末にこのチャリを買って以来ずっと考えを温めてきただけに、この阿呆な結果に脱力感もひとしおである。いいんだ、いつかサドルに装着する金属フレームの荷物支えを導入したら、そのときはこの仕掛けも使えるようになるかもしれない‥‥いつになるか判らんがな‥‥。
真面目な話、A4サイズをサドルに掛けるのは、根本的にちと無理があるなということが判ったのだった。それこそ全体に金属の枠を入れなきゃタイヤの上に垂れ下がりそうだ。
してみると真ん中を通るベルトは完全に用なしになってしまうわけだが、外すと見た目がマヌケになるので飾りとして残しておくことにした。もう1本ついてる下のベルトもチャリに装着するための補助具のつもりだったのだが、用途がなくなってしまった。これは両側がナスカンになっているので邪魔なら簡単に外せるし、使ってみて取っ手その他として活用できそうなら使うことにしよう。