週末日記

仕事で潰れるはず週末が、なんだかんだで予定変更になり結局休めることになったのだった。珍しくぽっかり空いたので急いで美容院の予約を取り、4ヶ月ぶりに行ってきた。前回行ったのが震災直後の実家と連絡も取れていなかった時期で美容師さん相手にぐずぐず泣き言を洩らしたのだが、それを覚えていてくれて、おずおずとその後どうですかと気遣っていただいた。ありがたいことである。
それにしても久しぶりすぎて頭髪の状態はオシャレとは程遠いことになっており、カラーやらくるくるパーマやら伸びすぎた毛先へのトリートメント等々、フルコースで施術してもらい、美容院での滞在時間は実に3時間半とあいなったのだった。
ところでイマドキのパーマにはいろいろ種類があって、昔ながらの髪を筒に巻いて1液と2液を順番に塗布するのがコールドパーマ、発熱する筒に髪を巻いて薬剤を塗布するのがデジタルパーマ、筒に髪を巻いて薬剤を塗布して風を当てて癖付けをするのがエアウェーブとなっている。他にもあるのかもしれんが、私は知らん。それぞれ得意な形状やお値段の違い、髪へのダメージ度合い、あてたパーマの持ちなど特徴があって、目的に合わせて選択することになる。
美容師さんとどれにするか相談していてふと気づいたのだが、いつも3〜4ヶ月はインターバルが開いているということは、次に美容院へ行くのは年末になるのだな。これから夏本番なのに、次はもう冬である。てことはアレか、年に3回くらいしか美容院に行ってないってことか。そう考えるとずいぶん少ないように思われるが、しかし、一呼吸置いて思い返してみれば、ふむ、そんなものかと納得する。1年は12ヶ月しかないからな。
過ぎる月日の矢のような速さに目を細めつつ、もはもはパーマを風に吹かせてビールを飲みに行ったのだった。