冬休みの工作がウケたので調子に乗って、もうひとつ古き者どもを象った帽子を作ってみたのだった。前がクトゥルーだったので、今度はハスターさんにしようか、どれどれどんなカタチをしているのかなと検索してみたのだが、ハスターは名状しがたき不定形で被害者が骨抜きになるという以外は決定的な描写がないらしい。wikiを見ると触手の塊のようなもじゃもじゃのイラストが載っていたので、そこらへんにあたりをつけることにする。
今回はまず土台につばの小さめなキャップを編んだ。
くちばしに見立てたつばの脇に眼をつけてみる。
これに適当に触手を編みつけていって、こうなった。例によって様子を見ながら進めたので、編み図はない。
正面。
右側面。
背面。
左側面。
眼は触手にまぎれてよく判らなくなってしまった。使った毛糸はまたもダルマ毛糸(横田)の「朝もやラ・セーヌ」4玉弱である。色はもやもやとした微妙な紫色。
ここまで仕上げたあとで、タコ型のクトゥルーに敵対するイメージでハスターは一般に(一般に?)イカ型で表されることが多いということを教えてもらったのだが、後の祭りなのだった。仕方ないのでこれは『名状しがたき帽子』ということにしよう。
前のクトゥルーも人様に送りつけたのだが、これも貰っていただけるお友達に送ろうかと思っている。しかし別口で楽しそうなことが持ち上がったのもあり、現在進行中の自分の分が終わったら今シーズンの編み物は打ち止めかな。
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