戸惑い

急に春らしくなって戸惑っている。よく考えたら一昨年は春も秋もなかったんだった。去年の天気は覚えてない。
読書スピードがいきなり上がって戸惑っている。時間当たりの速度はあまり変わっていないのだろうが、1冊に対する所要日数が減っている、つまり消費ピッチが早くなっているのだ。自分でもどうしてなのか判らない。どこにそんな時間があったのかもよく判らない。このままだと半年分の積本を1ヶ月でこなしてしまいそうだ。
自宅の部屋が突然居心地がよくなって戸惑っている。引っ越してから数年、室内の調度を整えても微妙に使いにくいような心の底からは落ち着かない気分でいたのだが、模様替えをしたわけでもないのにふとした瞬間にふいに波長が合ったかのようにしっくりきた。なんだかツンツンだった部屋が急にデレて寄り添ってきたようだ。こんなこともあるのだな。
鼻が痒くて戸惑っているというよりは手間取っている。鼻の表も中もムズムズカイカイである。こんなときのために鼻用リップクリームを携帯しておいて、我慢ならなくなったら鼻腔の内側に塗る。鼻用リップクリームというのはそういう商品があるわけじゃなくて、メンソレータムのリップクリームを1本鼻専用にしているだけである。表側が痒いのは保湿ジェルを塗って、あとは我慢だ季節を乗り切れ。
レイヤーの話を聞いていて戸惑った。職業柄、レイヤーといえばCADや画像処理ソフトでいうところの階層である。線画や画像を載せる仮想のシートのことで、情報を分けておくことによって修正その他が楽になる便利なしろものだ。しかしレイヤーのマナーが云々いわれ、確かにレイヤーを滅茶苦茶に描いてある図面の修正ってのは厭なものだけど、仕事上の利便をマナーというのは違うんじゃないかと訝しんでいたら、コスプレイヤーさん*1を巡る諸々についての話だったのだった。知らねぇよ。

*1:略してレイヤー。