2wayバッグ/リュック(出来上がり編)

[物作り]2wayバッグ/リュック(制作編)からの続きである。
もったいぶって3回に分けてお送りしてきたが、ようやく出来上がりである。

斜めがけショルダーだとこう。

リュックにしたらこう。厚手の接着芯は貼ってあるけど、布仕立てなので適当にくしゃっとなるに任せる感じである。

表。底からダーツを入れたので、若干丸っこいカタチになっている。マチは12cm。

裏。ベルトは左右にバックルをつけて長さ調節可能である。

2wayにするために回転カンを使っている。

大きさは一応A4カッターマットが入る大きさではある。鞄自体が柔らかめで若干不定形なのでA4を折らずに入れられるかというと正直なところ微妙だ。紙ならクリアケースかなんかに挟み、更にリュックにしなければ大丈夫かな。弁当箱と夏に作った小物入れ、折りたたみ傘や手拭いなど普段持ち歩くものは問題なくぜんぶ入る。ついでに両閉まりのファスナーは普通の短引手だったのだが、合皮の切れ端をカシメで挟んで簡単なジッパータグにしてみた。鞄のファスナーなんてロクに見もせず手探りで開け閉めするものなので、もちょっと大きくしてもよかったかもしれない。そのうち付け替え〜なんて言ってると絶対やらないんだけどな。

フラップを開くとこうなっていて、シワシワの失敗ファスナーは表にくる予定がフラップ裏側の仕込みポケットに移動したのであった。その他にフラップの下にふたつのポケットが隠れている。

それから携帯ケースもおまけで作ってみた。黒×黒で写真では判り難いが、2重にしてiPhonesuicaがそれぞれ入るようになっている。今はiPhone4だけどそのうちiPhone5に機種変しても使えるよう、ちゃんと長めに作ってあるのだった。細い取っ手は片側が小さなナスカン仕様で鞄本体から着脱可能。裏側にベルト通しもつけておいたのだが、これはなくてもよかったかもしれない。

ベルトのこの部分に取っ手を通して使っている。そうするといちいち付け替えなくともリュックにしたときもだいたいいい感じの位置にくるのだった。
これまで携帯ケースってなんでみんな使っているのかなと不思議だったのだが、実際に試してみたらこれが地味に便利なのだな。今回は特にリュックにしたときにすぐ取り出せるようにという仕込みだったのだけど、ショルダーにしてても鞄本体を開けずにすぐ触れる仕舞えるそこにあるっていいもんだね。胸ポケットに近い使用感である。