もどかしいことばかり

思うようにいかないことばかりなので、とりあえず他人様のことは他人様にお任せし、足元をしっかり固めることにしようと思った矢先、試験の申し込みをするのを忘れていたことに気づいて、慌ててスピード写真のボックスに飛び込んでやれやれと腰を下ろし音声に従ってOKボタンを連打していたらば、ふと気配を感じて見遣るとカーテン下の隙間から見知らぬ小学男子が覗き込んでおり、不意を突かれてぶほっと吹き出した瞬間に1回目のシャッターがおりてしまい、受験票には貼れない写真になるとこだったが、いまの機械はデジタルらしく2回目までは撮り直せるので事なきを得た。
現場が動き出すのでいままではその準備に大わらわであり、これからは実行するのに忙殺される見通しに、因果な商売だよまったくと毒づきつつもお米のためにやるわけだが、なんだかんだ物作りではあるのでまったく詰まらなくはないものの、扱いに免許のいる薬品だとか工業製品の金属加工だとか、少々本格的に過ぎることばかりに詳しくなって、趣味的にはあまり参考にならないのだった。
とまれ、図面も描きあがったのでそろそろ帰ろう。