まとめない

  • 例によって電線と格闘してみたがやっぱりどうなってるのか判らない。判らんもんはしょうがない。ズバッと諦めて現場でどうにかしてもらおう。他力本願。
  • 作業服の袖口の下からワイシャツが覗き、その先はゴツい時計を嵌めた手首が続いて、手はがっしりと車のハンドルを握っている。そんな自分の手を見て惚れそうになった。骨ばった掌はわりと大きいほうである。やはり男の色気は手首だな、と自分のパーツを見て思いを新たにするのもどうなのか。あと後ろ首筋ね。斜め後方から見た肩から上腕二頭筋への凸凹も捨てがたい。
  • 今年の流行はクラシカルかつマニッシュで好みの感じなので嬉しい。しかし去年減った体重はめでたく元に戻ってしまっているので新しい洋服を買うのに躊躇する。減ると嬉しくなって買うんだけどねぇ。増えるとねぇ。気持ちは凹まなくていい、凹むのはお前だ、下っ腹。
  • 明日から現場が始まる。いつもの如くバタバタである。
  • 目の前にあっても認識しない人にとっては存在しないのと同じ。「ない」という人に「ある」と言い募ってもただのこじつけにしかならないだろうし、というようなことを最近はこねくり回している。正しいのがどちらなのかなんて判りようがない。誰が感覚をジャッジするのだ。「ある」と思っていても本当は「ない」ものの幻を見ているのかもしれない。見えない敵とか。それに上位互換が難しいからには、ないことにする、しかないのだろう。とりあえずは。
  • 記憶を反芻する癖があるのは、連想することで芋づる式にうっかり忘れていたことを思い出すからかもしれない。いまも現場の段取りを反芻していたら仕事のメールを送るのを忘れていたのを思い出して慌てて送った。そうか、忘れっぽい人間の自衛策だったのか。それもいままで忘れていた。