生命の洗濯 徳島旅行 (1日目)大塚国際美術館

現場終りのリフレッシュ休暇を使って徳島旅行に行ってきた。今回は骨休めなので詰め込み過ぎない無理しないがテーマである。カピバラと温泉もあるよ。

てなわけで、行くぜ徳島。

来たぜ、徳島。今回は空港で3日間続けてレンタカーを借りた。運転は私である。

初日は大塚国際美術館。日本一高価な入場料との呼び声も高い、陶板で名画を複製したものを展示しているレプリカ美術館なのである。しかしただのレプリカではない。環境展示ということを積極的にやっていて、実物が飾られているその場の状況まで複製して展示しているのである。噂を聞いて一度は行ってみたかった。館内はフラッシュを焚かなければ撮影自由なので、ばんばん写真を撮ってきた。

入った途端にシスティナ礼拝堂、どーん。いきなりテンションが上がる。

そしてスクロヴェーニ礼拝堂、どーん。青が美しい。

踏めるモザイク画。古代〜中世の展示が伸びやかに明るく柔らかくてとても良くて、今度ヘレニズム美術を探して観に行こうか。

聖ニコラオス・オルファノス聖堂。各面にみっちり絵が描かれている。豪華。

エル・グレコの祭壇衝立。エル・グレコさんの絵は明るいところで見ると妙にコントラストが強くて人の肌がやけに白いのだが、こうして薄暗いところで見るとこのように浮かび上がってくるのだった。なるほど。

こんな壁画がありまして、これだけ見ると上の方から何か来てるのねという絵なのだが、天井までパノラマで撮ってみると、こうである。

天井に開いた明り取りの窓からの光と呼応しているのだ。こうなると臨場感が段違いに増してくる。

モネの大睡蓮は季節柄睡蓮はなくただの池であった。しょうがない。

焼失したゴッホのひまわりもあったよ。
B3Fが「古代〜中世」、B2Fが「ルネサンスバロック」、B1Fが「バロック〜近代」、1Fと2Fが「現代・テーマ展示」と時代ごとに展示してあるのだが、名立たる名画が目白押し過ぎてB1Fあたりでもうお腹いっぱいになり疲れてくる。

だってマネがこうである。

左がモネで右側がミレー。もうこうなってくると有難味も薄れてくる。他にダ・ヴィンチに始まりボッティチェッリ、ボス、ブリューゲル、カラヴァッジョ、レンブラントルノアールドガセザンヌフェルメールゴヤ‥‥キリがない。平日だったのもあるだろうが、館内は空いていて観やすい。それでもムンクピカソに辿り着くころには息も絶え絶えであった。
普段は展覧会などを観ても2時間がいいとこでそれ以上は疲れてしまって宜しくないのだが、ここには休憩を挟みつつ5時間ほどもいた。作品リストを見てもらえばどれだけあるか判ってもらえるのではないだろうか。⇒(作品リスト(PDF))お食事篇は後日にまとめるけど、ここはレストランも美術館の割りにリーズナブルで美味しかったよ。そんなこんなで充分過ぎるほど堪能し、レンタカーで徳島市内に移動してホテルへチェックインしたのだった。




大塚国際美術館