浴衣で羽織もの

大昔にユニクロで買った浴衣がある。季節物なのでしまい込んだままになっているのだが、まあもう着ないよね。2、3回しか袖を通していないのでただ捨てるのもなんだかな。何とかならんかと思っていたらリメイク動画があったのでそれに従って羽織ものにしてみた。

こんな柄なので夏専用である

なるべく解かずズバッと切って縫い合わせる! ということなのでズバッと切る。

ズバッ

上の身ごろは胸下のボレロくらいの長さにして下のスカート部分は襟先より下側の褄下を使うようだ。真ん中は使わない。袖は袂を切り落として縫い合わせる。あとは襟を内側だけ解いて幅を狭く切り落としてバイヤスっぽく縫い直す。

浴衣リメイク羽織もの

で、こうなった。下に合わせたのはロング丈のワンピースである。やっぱりなんか和物っぽい雰囲気になるんだな。肩の付き方かなぁ。

紐付き

カシュクールを閉じられるように共布の紐付き。

ワンタック

幅はスカート部分のほうが広いのでその分をタックにしてある。動画だとギャザーを寄せていたけど、布地が綿100%でもぱりぱりした硬い生地でギャザーにすると変に広がりそうだったのでタックに変更。

ポケット

ついでに切り落とした袂の生地でポケットも付けといた。袂はポケット代わりっていうしね。

よし、作ったので満足。貧乏性なので活用できなかったものをそのまま捨てるのはしのびないのだが、一度加工すれば供養できた気がして作っただけで満足するのである。

 

参考にした動画はこちら↓

たたんだままカットして、あっという間にサクッと羽織れるアウター作れてしまいました!!大発見!!かもしれない☺️ - YouTube

東海道の続きを歩いた(神奈川~保土ヶ谷)

去年のゴールデンウィーク東海道を神奈川から品川まで歩いてみた。

東海道をちょっとだけ歩いてみた(1日目) - とは云ふものヽお前ではなし

東海道をちょっとだけ歩いてみた(2日目) - とは云ふものヽお前ではなし

東海道をちょっとだけ歩いてみた(3日目) - とは云ふものヽお前ではなし

その続きである。前回は神奈川から品川方向へ歩いた。前回の出発点だった神奈川台の関門跡から今回は逆方向へ向かう。チェックポイントで写真を撮りつつ散歩がてらぶらぶら歩くよ。

神奈川台関門跡

午前10:45出発。ほどよく寒く曇り空で歩きやすい天候である。ここから先は横浜駅とはちょっと離れているものの市街地近くを抜けることになる。

浅間下の歩道橋を渡って少し進むと住宅街の隙間にこんな看板が出ていた。えっ、ここ?

浅間神社参道入り口

入ってみると住宅の間を階段が抜けている。横浜は坂の街なので住宅街の間に階段があって歩行者の抜け道になっていることは珍しくない。というか、そこら中にある。両脇の石柱が神社に続くことを担保してくれているので進入しやすい。

浅間神社参道階段

階段を登り切ったら幼稚園の脇を抜ける。さすがにここまでどこかの敷地内っぽい抜け道はあんまりないよな。

幼稚園脇

建物の角を曲がったら立派な鳥居とお社があった。わーお。こうなっているのか。

浅間神社

帰りは反対側に広い参道があったのでそっちに降りた。

しばらくてくてく歩いて、旧東海道八王子街道の合流地点である芝生の追分。写真右手が八王子へ至る道で左が旧東海道である。そういやすぐ近くを国道16号線が通っているからあれがだいたい八王子街道か。東海道は基本的に国道1号線だもんな。

芝生の追分

東海道は商店街になっていた。あ、なるほど。こうやって昔の街道沿いの栄えたところが残っているわけか。入り口の空いている瞬間を撮ったので写真は寂れて見えるが、もうちょっと進むと狭い道に人出が多くておちおち写真を撮っていられないくらい賑わっていた。こうしてみると人の流れが戻ったねぇ。

松原商店街

16号線を越えてちょっといったところに江戸方見附跡があった。見附というのは簡易な軍事施設というか、宿場町に門のようなものがあって見張りの番兵を置いていたんですな。ここから保土ヶ谷宿に入るわけだ。

保土ヶ谷の江戸方見附

川を渡ってJR天王町駅前に出る。

帷子橋(新町橋)跡

帷子川は昭和の河川改修工事で大きく川筋が変えられており、昔は今の天王町駅前に川が流れていたそうな。広重の浮世絵に描かれた帷子川はここになるらしい。

東海道五拾三次之内 保土ヶ谷 新町橋

浮世絵との対比の話は神明社のサイトが面白かったのでご参考に。

神明社:浮世絵の謎解き

その神明社はノーチェックだったのだけど、途中で見かけて鳥居の向こうを覗いたらあまりに荘厳な雰囲気に呑まれ、なんか呼ばれた気がしたので素直にお参りしておいた。

神明社

祀っているのは日本神話の主神・天照大御神ご利益は国家安寧・厄災消除・子孫繁栄と話のスケールが大きい。摂社がたくさんあって参拝順路が明示してあった。各地の神社仏閣に敬意を表して立ち寄ることはあっても正直なところ御由緒を読んでも固有名詞がさっぱりなんだが、ここはわかりやすい。私の中の中学生が考えつきそうな錚々たる顔ぶれである。

そこから商店街を突っ切っていくと途中にある跡地の標識。

助郷会所跡

助郷(すけごう)とは交通の便のために近在の農家等に人馬の供給を課す制度のことで、いわゆる夫役だな。江戸時代には公用の旅行者や荷物を送る伝馬制度てのがあって、これが駅伝方式で宿駅から宿駅へ乗り継いでいくわけだ。語源そのまんまか。宿駅はそのための人馬を常備とかなきゃならなかったんだが、往来が増えるにつれて手が足りなくなって近在から召集したのが助郷。旅行者ってのは農繁期に多くて賃金は出たけど安くてやらされる側は大変だったらしい。

金沢横町道標四基

いい感じに疲れたので、今回はここまで。12:20なのでだいたい1時間半の道程である。散歩にちょうどいいな。保土ヶ谷宿と看板に書いてあったからつい安心してここで保土ヶ谷駅に向かってしまったが、保土ヶ谷宿の本陣は別にあったんだな。ま、いいか。次回は本陣から出発しよう。

上総一ノ宮行きと釣が崎の鳥居

首都圏の電車はあちこちの路線が相互乗り入れしていて1本の電車が長い距離を走っているのが珍しくない。行先表示が土地勘のないところのものなので、どっち方向なのか見当識を失うことすらある。この電車はどこまで行くんだろう。ずいぶん遠くまで走るんだろうなぁ。仕事に疲れたときに、ふと終点まで乗ってみたらどうだろうと思ったのが事の始まりである。どれにしようか。急に群馬まで連れていかれてもいいけど困るかなぁ。上総一ノ宮って地名がかっこいいな。どこだろう。九十九里浜? よし、海を見に行こう。

横須賀総武線外房線直通、上総一ノ宮行きに決定。

行先表示 上総一ノ宮

横浜駅から終点まで乗って2時間10分、長いのでグリーン車である。仕事を頑張った私にこれくらいのご褒美をおくれよ。

上総一ノ宮駅

千葉は土地が平らで空が広い。駅名の上総一ノ宮は玉前神社のことなのでお参りすることにした。

肉屋のコロッケ

途中で買い食いした肉屋さんのコロッケが注文してから揚げるスタイルで、揚げたてサクサクの中に熱々の芋から肉の旨味がじゅわっ溢れだしてとても美味しかった。

上総一ノ宮玉前神社

社殿が黒いのが珍しいような。境内に入るとなんだかほんわりした優しい雰囲気の神社だった。

駅に戻って1時間に1本の外房線に乗り、隣の東浪見へ移動。

東浪見

オシャレな無人駅である。東浪見って何て読むのかと思ったら三文字で「とらみ」というんだな。知らなきゃ読めない地名だ。

海丸

てくてく歩いて住宅街の一角にあるドライブインのような海丸さんでお昼にした。

マグロアボカドユッケ丼

ゴマとニンニクとごま油の香りが和風スパイシーで美味しかった。

さらにてくてく歩いて釣が崎海岸へ到達。

釣が崎の鳥居

砂浜に石の鳥居がゆるぎなく建っている。この鳥居は祭事用のもので、先にお参りした玉前神社玉依姫を中心とした、普段は分かれて住まう神様の一族がここで再会するのだそうな。

十二社祭りは、玉前神社の祭神である玉依姫が上陸した、と伝えられる太東崎に、その一族である神々が年に1度集まることに由来する、といわれています。大同2年(807)頃から始まったといわれ、神輿を担ぐ人々が裸に近い姿で波打ち際を走ることから「裸祭り」の名前で親しまれています。

上総十二社祭り【無形民俗文化財】 | 一宮町役場

左は見渡す限り九十九里浜ー!

九十九里浜の南端に上陸した古代の一族ってどんな状況だったんだろう。大昔のメインルートは日本海側という雑なイメージがあるけど、思いっきり太平洋側の外海だよなぁ。沿岸沿いに移動して広い平野に上がったのかなぁ。(妄想)

右を見るとあの向こうが太東崎方向

夜は星がきれいらしい

オリンピックのサーフィン競技の会場だったこともあり、すぐ近くまで車で入れてトイレやシャワーブースも近くにあった。ここで天の川が見られたらきれいだろうなぁ。

神社に詳しいわけではないのだが、海と鳥居の組み合わせはなかなか良いものだな。近年は出かける理由が動物・水族園館に寄りすぎており、もちろんこれからも行くけど違う景色も見てみたい。調べてみたらわりとあちこちにあるみたいなので、これからは海と鳥居を目指して出歩いてみようかな。

バレンタイン

熊にバレンタインのチョコを貰った。いや、こっちからも渡したんだけども。何を言っているのか判らないと思うが私にもよく判らない。細かいことはいいんだよ。とにかく貰ったのだ。

ゴディバたぬきちチョコ

ゲームしないのでよく知らないのだけど、どうぶつの森というゲームのたぬきちというキャラクターとゴディバがコラボした商品で、どうやらそれを買いたかったらしい。たぬきちが何なのか門外漢には判断がつかないが、我々ふたりの間でタヌキがブームなのでそれにちなんだんだろう。委細はともかく、作っているのがゴディバなので間違いなく美味しい。右下の食べ物というより玩具っぽい色味の黄緑色は、口に入れたら洋ナシの香りがした。エメラルドグリーンのやつはミントなのかと思ったら普通にホワイトチョコっぽい味だった。

とにかく熊の心意気であろう。おう、ありがとう!

ベッド再び

予告通りベッドを買った。

ベッドである

組み立てたらちゃんとベッドになった。そりゃそうか。

すのこベッド

ヘッドボードも何もないシンプルな台である。これで立ち上がるのが楽になる。しかしすのこのたわみのお陰なのか、同じ布団を使っていても畳に直に敷くよりも寝心地がいいような気がする。

膀胱炎で代休が潰れた

代休である。昨年末に頑張ったので代休が溜まっており、それを消化するために週末の前後につなげて4連休にしていた。うっきうきでひとりで遊びに出掛けようと計画していたのだが、初日の朝に血尿が出た。気のせいではなく赤い。ああ、うん、1週間くらい前からなんとなく自覚症状はあったんだよね。主にトイレで。途中で軽くなったりしたからこのままイケるかなと期待したのだが、やっぱダメか。くっそぅ、年始のコロナのときにきっちり休めなかったのが祟ったか。ちょっと無理するとすぐに病名がつくことになる。トシは取りたくないものである。

ともかく抗生物質が必要だな。仕方がない、病院へ行こう。平日だから普通に行けるねよかったねチッ。しかし泌尿器科? 絶対数が少ないんだよな~、膀胱炎なら内科で診てもらえるのでは。病院探しが億劫だったので何度かかかったことのある近所の内科に電話して頼んで診てもらった。

無事にゲット

子供の頃は風邪をひいたら内科に行くイメージだったが、大人になるとちょっとした風邪くらいでは通院しない。というか風邪症状だととりあえず出勤して熱が出るようなら途中で抜けて出先の近くの病院を探して行ってしまう。行動半径が広がるとそうでもしないと病院にかかれない。年始のコロナも現場近くの発熱外来を探して行った。となると近所の内科に行くときはハナから出勤しないような状況であり、これまでも止まらない眩暈だの1か月も下がらない微熱だの1年おきくらいで訳の分からない病状を持ち込んでばかりいる。今回はわかりやすいが厳密には内科の領分ではないよな。

膀胱炎も甘く見ると酷い目に遭うのは経験済みなので、炎症が腎盂に到達する前にさっさと抗生物質で叩くに限る。若い頃に膀胱炎からの腎盂腎炎を更に2~3日放置して医者に怒られたことがある。そのままにしとくと敗血症になって死ぬらしい。自力ではなかなか治らないよくある病気のひとつで、ペニシリンが発見されるまでは死病だったんだろうな。あのときは絶対安静を言い渡され2週間毎日点滴で2時間かけて抗生物質を投与されたが、今回は「最低5日間は服んでー」とカプセルを処方されただけで済んだのだから軽いものだ。

体調にも天気にも恵まれないので遊びに行く計画は次に持越しである。出不精の私が珍しくお出掛けを目論むと体調不良で潰れるパターンが多いような気がするのだが、ひょっとしてこれは因果関係が逆なのか。体調由来で落ち着かないのを何とかしようとして行動を起こしたくなるのかもしれない。そっかー、急に出掛けたくなったら要注意なんだな。せっかくの代休が潰れて哀しいが、どっかでちゃんと休まなきゃいけないのかもしれない。大人しく積本でも読むか。

ソファの上に電気毛布を敷いて更にブランケットを掛けて巣作り

仙台観光

地元仙台である。熊と一緒に親父の様子を見るついでにちょっと観光してきた。諸般の事情により実家には泊まらずホテルをとったので、ついでにいっちょ遊ぶか、となったのである。

酒の自販機

とりあえず仙台に着いたらすぐに日本酒の自販機(試飲用@¥100)で一杯ひっかけた。

お馴染み仙台っ子らーめん

おもむろにラーメンを食べてから実家に向かい、親父の元気そうな顔をみて今回のノルマを達成したので、次は海の幸である。

浜の漁師居酒屋 こちらまる特漁業部の生簀

ローカルチェーンの居酒屋で首都圏だったら凄い値段になりそうな魚介類と日本酒をバカバカ飲み食いした。やっぱり焼き魚を頼めばよかったなー。

客室のサニタリー

そして温泉。火山列島日本なのでどこでも温泉は出るものだと思っている。仙台市街地でも探せばあるだろ、と探してみたらやっぱりあった。ホテルモントレ仙台。最上階にスパがあって温泉を引いている。

エレベーター内

エレベーター床

朝風呂後に見た朝焼け

ここの内装がちょっといい感じで、若干広めのベッドが絶妙な硬さで居心地がよかった。

パン屋 マルモのサンドイッチと110 COFFEE(イトーコーヒー)のブレンド

朝ごはんはホテルからすぐの仙台朝市の中にあるパン屋さんとコーヒー店(朝市のお店の物なら持ち込み可)で美味しいサンドイッチとコーヒーをいただいた。仙台にもオシャレなお店ができたものよのぅ。

仙台朝市の一角

だって立地がコレである。金ぴかのデカい人形は商売繁盛の‥‥あれは神様?なのか?とにかくローカル縁起物の仙台四郎である。

トドメは動物園である。八木山動物園にはカピバラとタヌキがいる。行く途中の地下鉄でやんやんややーんやぎやまのー♪と小声で歌っていたら熊に怪訝な顔をされた。地元の人間なら誰でも歌える動物園の隣にある遊園地のローカルCMである。

フォーメーション

水飲んだ。

メリメリメリ‥‥

まずはカピバラ。中と外で合わせて7頭いた。

もぐもぐもぐ

ヤギといえば高いところに登る。

ザッパーン!

シロクマが元気だった。

奥はイノシシ

そしてタヌキが、いた! 見えた!

念願の草むらで動くタヌキである。(周りの子供の声が入っているので音量注意)


www.youtube.com

こいつは春から縁起がいいね。

堪能して疲れたのでお土産を物色して新幹線に乗って帰ったのだった。次は海に行きたいと熊が言うので、海ね、行きますか。いろいろあるよ、モニュメント的なやつが。

 

やんやんややーんやぎやまのー♪

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