WILLCOM アドエスで音楽を聴く

アドエスを手に入れて一年と五ヶ月、今更だがポータブルプレイヤーとして音楽を聴くプロジェクトである。
アドエスのみならずウィルコムPDA端末は、どうもまともに使うとバッテリーのもちが心配ということもあって二の足を踏んでいたのだが、よくよく調べてみたら、同梱のメディアプレイヤーではなく軽いプレイヤーソフトを入れて毎日充電することにすれば何とかなるんでない、ということに気がついた。

  • プレイヤーソフトはGSPlayerを使うことにする。
    • 調べてみた限りではどうやらシェアは断トツな模様。
    • これのV2.29 Windows Mobile 5/6 SmartPhone(追記補足)と、ついでにプラグインAAC(M4A/MP4)も一緒にPC上でダウンロードして展開。AACはituneでよく使われるファイル形式。それから端末にファイルをコピーして.exeを実行、次いでプラグインも実行。
    • 再生用のファイルを読み込んだら字が小さっ! 普通に読めない。探せばスキンもいろいろあるようなので、そっちを試したほうがいいかもしれん。

※ 追記:コメント欄でSmartPhone版入れていると字が小さいと教えていただきました。あとで別の版に入れ直してみる。
※ 追々記:V2.29 Windows Mobile 5/6 PocketPCに入れ直してみた。思惑通り表示される文字が大きかったので、スクリーンショットを前のと並べておく。

    • PPC版の下のほうに出てるタッチパネル用の操作ボタン、再生・停止や前曲/次曲は判るんだが、イジェクトボタン?‥‥と押してみたら、フォルダから開く画面になった。あ、なるほどこれでファイルから取り込めるってことね。

 

    • 英語版と書かれているが、インスコしてみたら日本語だったよ。

 

    • エフェクト画面。プリアンプをちょっと効かせると、音割れがするのはご愛嬌。SmartPhone版では一画面だけだが、PPC版ではイコライザが出てきて更にタブで細かく設定できるようになっていた。

 

    • ソフトの立ち上がりはマジ一瞬。もたつくのがデフォのウィルコムPDAに馴らされているので、快適至極だ。多少愛想がないのが何だってんだ。シンプルなのがいいんじゃないか。

あと、よく言われるのがウィルコム端末は音が悪いということ。しかしこれがわざとオーディオの再生ビットレートを低く抑えているらしく、解除できるというので試してみた。

  • \Windows\use44khz.exe を実行、再起動。
    • もう一回実行して「いいえ」を選べば、また音が悪い状態に戻せる。

音楽データはmicroSDカードへ保存する。いま持っているのはアドエスが認識できるギリギリの2GBのもの。これだけでも通勤の往復三日分くらいは充分間に合うんだが、実はカードの認識もドライバを入れることで8GBくらいまで増やせるんだそうな。(参考)しばらく使ってみて、調子が良かったらそっちも試してみよう。
あとは手持ちのイヤホンと繋ぐ平型イヤホンジャック変換コードを買うだけである。
今朝小一時間ほど聴いて出勤してみたが、音飛びもなく特に不具合は感じない。バッテリーは前の晩に満タンにして、消費したのは四分の一程度だった。長距離移動には予備の大容量電池パックが欲しいところだけど、普段使いには充分使える。
いま流行のBluetoothもちょっと調べたのだけど、アドエスの場合は内蔵されてないので外付けにしなくちゃいけないのと、そのための消費電力が気になったので見送った。イヤホンの値段も高いしね。後継機種の03なら標準装備なので、そっちを使うのも手かもしれないけど。
ところでふと気がついたことがある。このためにいろいろ弄くりながらイヤホンを耳に当てていたのだが、イヤホンって右用と左用があるけど、普通にLと書いてあるほうを左、Rと書いてあるほうを右にしていると、物凄く疲れる。頭の中がキンキンしてきて聴いていられなくなるんである。そこでためしに左右を逆にしてみたら、なんとなく据わりがいい。こっちのほうが断然ラク。手足に利き手や利き足があるように、耳にも利き耳とかあるんだろうか。そんで私の耳はぎっちょなんだろうか。音楽キライじゃないはずなのに、いままでポータブルプレーイヤーに馴染めなかったのはこのせいだったのかもしれない、となんとなく思ったのだった。ホントか? さてはて真実は風に舞っている。