やっと心が決まって待望のiPhoneを買ったのである。ストラップをつける穴もないし裸で持って歩くとつるりと落としそうで、ついでにカバーも物色する。すると木でできた物があったので面白半分に購入してみたのである。
が、嵌めてみたら案の定、似合わない‥‥強化プラと梨地ステンレスのシャキーンとシャープな最新機器と、白木にニスを塗ったようなナチュラルな木目のえもいわれぬミスマッチング。グレイ型宇宙人の一隊が舳先がくるんとしたヴァイキング船に乗り込んでいるような違和感である。
これが購入したままの状態。馴染ませるにはもうちょっと色を濃くするしかないだろうな。しかしせっかくなので木目は生かしたい。というわけで、いつものステイン塗装をすることにした。
サンドペーパーをかけてニスを落とし、ついでにストラップをつけるために穴をあける。
ステイン塗装は塗料を載せて布で磨いて乾かすのを繰返し、徐々に色をのせていく。
1回目。最初のニスとそう変わらない。
2回目。だいぶ落ち着いてきたが、まだちょっと浮いている。
3回目。これくらいでいいか。
ストラップもつけて、ウチのiPhoneはとりあえずこんな感じになったのだった。
うん、満足。イメージは昭和の扉の付いたテレビ台である。蓋はつけてないけどな。