フィモ・クラシックの半透明は透明度が素晴らしいという噂で、一度それでフェイクビーズを作ってみたかったのだが、よく調べてみたら製造中止になっていたのだった。ショックを受けつつ、んじゃあというので今度はプレモを使ってみることにした。
捏ねたり伸ばしたり色を混ぜたりして、ターコイズもどきとオニキスもどきに挑戦。
ブロックベーコンのような断面に涎が出そうになりつつ、焼いてみる。
案外透けている。フィモソフトよりもプレモの半透明のほうが透明度が高いようだ。硬くて捏ね難いだけのことはある。しかし透明度が高いということは色が透けるということで、思ったよりもどぎつい色調になってしまった。
電動工具は持っていないので手で磨くにも限界があったんだが、もっとピカピカにすればだいぶ石っぽくなりそうな気がする。それかコーティングするか。塗ったほうが早いかな。いずれにしろ今回は色味があまり気に入らず心が折れたので、そこまでやる気力が湧かなかったのだった。
凸凹を残したターコイズもどきは金具をつけてピアスにしてみた。
が、なんというか、こう、意図せず名状し難いものが出来上がったような気がしないでもない‥‥。
今回はとりあえず作ってはみたものの、大きさも形もナニに使うのかよく判らない、ナンカチガウものになり果ててしまったので、試作品止まりでお蔵入りすることにした。うむ、なんだ、あまりの出来の悪さに嫌気が差すのはいつものことだ。実際に作ってみたことで素材が生きる用途の方向性とか、ものの大きさやスケール感の修正は出来たかもしれない。手作業の限界も実感した。そんなこんなでここ数日は若干ぐるぐるしながら落ち込み気味だったのだった。あと、リューターを買おう。
