その他の旅

旅程のうち1日はマカオへ足を伸ばした。香港〜マカオは船で1時間だが、両方とも中国へ返還されているのに特別行政区になっているせいか出入国の手続きが必要である。その手続きにけっこう並ぶし時間がかかるので、やってみたけど日帰りはキツい。マカオでの滞在時間は昼をはさんで正味4時間の駆け足行程であった。
とても近いのだけど香港は元イギリス領、マカオは元ポルトガル領でだいぶ雰囲気が違う。香港は東南アジアの土台の上に近代的な四角い建物が多く立ち並んでいる感じだが、マカオはだいぶヨーロッパナイズされた古き良き様式が残っているような景観である。

裏道の生活感漂う窓の張り出しも瀟洒な鉄製が多い。
カジノで潤っているせいか、のんびりしていて住むなら香港よりマカオのほうがいいな。

スプレーの落書きが何故かキリン。
マカオには狭い地域ながら世界遺産がたくさん残されているのだそうな。

茶色の旧城壁も手前のナーチャ廟も世界遺産。おじさんは違う。

世界遺産の聖ヨセフ修道院及び聖堂の中のマリア像。

セナド広場も世界遺産で白い建物も民政總署大楼という世界遺産。この広場のあたりは日曜日の竹下通りかというほど混みあっていて、ガイドさんにはぐれないようについていくだけで精一杯であった。
この後、カジノにもちょっと寄ったのだけど、内部は撮影禁止だった。残念ながら賭け事には興味ないので、バーカウンターで記念にビールを1杯飲んできたのだった。
というわけで、駆け足の旅行記もおしまいである。

おまけ

マカオタワー展望台からの眺め。

川を挟んで向かって左側がマカオ、右側が中国である。判りやすい‥‥。