伊東温泉(続編):シャボテン公園の動物と鳥とシャボテン

名残惜しいけどカピバラたちに別れを告げて、公園を一周してみた。シャボテン公園には放し飼いの鳥や動物たちもいる。

当然のような顔をして人ごみに混ざっているモモイロペリカン。このあとそばにいたお客のお兄さんの脚をくちばしで挟んでみていた。ペリカンはなんでも食べようとするとはいうけど、それはさすがに無理だと思うよ‥‥。他にもクジャクやハゲコウ、大きなインコも何種類か。
動物たちもものによっては放し飼いだったり、居場所は決まっているようだがまったく柵がなくここから先は人間は入らないでねという立て看板だけだったりして、非常に近くで観察することが出来るのだ。

クビワペッカリーお食事中。小さな猪か。ウマそゲフ‥‥これもころころ群れていて可愛かった。

なにかを手に持って齧るヤマアラシもいたよ。他にサルやアルマジロやミーアキャットなどたくさんいた。
ところでシャボテン公園のシャボテンとはつまりサボテンのことで、本来はこちらがメインで大きなピラミッド型の温室が何基も建っている。

サボテンや多肉植物ってSF映画に出てきそうな妙な形してるよねぇ。
更に池の周りを広くネットで覆ったところに何種類か放鳥されている「バードパラダイス」というのがあって、その中に入ることも出来る。人間も一緒にケージの中に入るようなものか。

ホオジロカンムリヅル。案外小さい。

頭上注意のアジサシ。寒かったせいかふっくらと膨らんでいる。

ハシビロコウのビルじいさんもいた。なにやら神々しい。

「クワックワッ」
 カモの鳴き真似をしたら、きょろきょろしだした。

「クワックワッ」
 声の出所を捜して寄ってくるカモ。かわいい。騙してすまん。
他にフラミンゴやハリスホークやレアや‥‥伊豆シャボテン公園は1500種類の世界各地のサボテンや多肉植物と、100種類の動物が飼育されているのだそうな。敷地がものすごく広いわけではないところに部分的に混合飼育や放し飼いも併用しつつ様々な動植物がいて、とても密度が濃いのに動物たちがのびのびとしていて豊かな印象の公園だった。

怪鳥もいる。向こうにこんもりして見えるのはこの後で行った大室山である。
後編へ続く。