優雅な休日

今年は盆休みがある。去年と比べたらだいぶ優雅な生活である。朝からジョギングをしてシャワーを浴びて洗濯機を2回回して充実ライフ。芋の煮っころがしまで作ってしまった。玄米を食べて問題集を1日10ページのペースで粛々とこなし、YouTubeで見つけた自衛隊体操で5分少々の気分転換。嘘のような意識の高さだがマジである。こんな生活、腐れ落ちそうだ。いつからこんなファッキンな人間になったのだ。
やれば出来る子だがやらない自由。そういうものを愛していた。役に立たない工作なんかして、気分次第で思いついたバカげたことを実行する。勉強はキライじゃないし寝食を惜しんでマッチョに努力することはこれまでもやってきたので否定はしない。やらされてる感とも無縁だ。
でもなんだか近頃はどこを見ても窮屈なんだよな。何をやっても野次が飛んでペースが狂う。余裕がないというのか、妙な悲壮感が漂っているんだな。寝食を忘れてものづくりといえばやれ奴隷だとか、会社の飲み会が拘束時間だとか、一部だけ取り出してアレはダメだコレは変だと騒ぎ立てる。なんなんだ、アレ。そんなに何もしたくないなら予め墓にでも入っとけばいいんでないかい。こういうのは各々好きにするのがいいのであって黴臭いことをごちゃごちゃ言わずに適当にやって欲しいものだ。
が、さて、そんなことで気が殺げているというのも随分と脆弱な話ではある。変な恨み言を並べられてなんか気分わりー、と思いつつ、我が道を往くのである。往った先に何があるわけでもないんだけどな。