マザー牧場へカピバラ詣で

今度のカピバラは千葉のマザー牧場である。

朝から出かけたのだが、すったもんだあって着いたのは昼だった。

朝も食べていないし腹減ったなーというわけで、丁度やっていた「ビア・ソーセージ祭り」などというけしからぬ催しに直行する。カールスバーグと自家製ソーセージ。気持ち良い陽気の中で高原の風に吹かれ昼間から野外で飲むビールは美味い。ソーセージもプリッとジューシーで美味い。

腹と心を満たしてやおらカピバラの元へ。

天気の良い昼下がり、カピバラ2頭は人の手の届かないところで微動だにしない。普段は動物の餌やりが出来るらしいのだが、この日は販売機が動いていなかった。カピバラが自発的に活発に動き始めるのはおそらく夕方なので、それまで広い園内をぶらりと一回りすることにする。

高いところに密集するヤギ。
しばらくしてふれあい牧場にもどると、お、動いてる動いてる。人が入れないようになっている柵の中で2頭がぼーっとしたり絡んだりしている様を眺める。

仲良しさん。あいほんでズームしたので画像が粗い。

ダッと駆け出したように見せかけて、1歩動いたら座った。

混合飼育のマーラにちょっかいかけてみたり。

ところでマーラは臆病でふれあいにいても寄ると逃げてしまって触らせてくれないことが多いのだが、ここのマーラは珍しくちょっとなら触らせてくれた。怖がりな動物なのであまりしつこくするとストレスになりそうで、そっとひと撫でしたら思ったとおりのみっちり生えた柔らかい被毛であった。
そのうちカピバラが安全地帯の柵から出てきて小屋の前でうろうろしだした。

がじっ。

柵を動かし、自主的に帰宅。すぐにそれに続こうとしたケヅメリクガメが飼育員さんに気づかれた。

「もう、平日バージョンやめて〜。今日は土日でしょ〜」と飼育員さんに追われてしぶしぶ外に戻るカピバラ。今日は残業らしい。

シャッターまで閉められたけど諦めきれずに小屋の前にたむろする帰宅困難者と、それに群がる人間の図。
平地ではけっこう暑い日だったようだが、マザー牧場は山間のせいかかなり涼しく感じる。昼の間は爽やかな陽気だったものの、閉園間際になるとだいぶ気温が下がって寒いくらいだった。


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