映画:怪物はささやく(監督:J・A・バヨナ)

孤独な少年の内面の物語である。なんとなく「パンズ・ラビリンス」のような、といえば雰囲気はだいたい通じるのではないかと思う。あ、製作スタッフがその人たちなのか。
夜中に怪物が来て3つの物語を語るのだが、これが水彩画のアニメーションになっていて、ハッとするほど美しい。「永遠のこどもたち」の監督だが、哀しくも美しい映像が得意なのだろうか。
とても素直でストレートなので、下手な言葉を弄する気にもなれない。良い映画であった。