今年はエゾジカである。
毎年クリスマス時期にちょっと珍しいものを料理しよう(主に肉)としているのだが、今年はエゾジカを手配してみた。
ヒレ約400gの塊である。赤黒い。野生である。ステーキにしてもいいというのだが、脂少なめのゴリゴリの赤身肉なのでローストにすることにした。
赤ワインとレーズンその他で半日漬けこみ、それを拭き取ってから塩胡椒を擦り込んで無水鍋で擬似オーブン調理にした。
出来上がり。フルーツ系のソースが合うということだったので、肉を漬けたのとは別に赤ワインとレーズンその他を用意してフープロで潰してソースにした。
肉を口に入れ、咀嚼すると血の味がする。とても動物を食べてる感じがする。しかし思ったよりも柔らかい。硬さは牛とそう変わらない。もう少し下拵えに余裕があれば牛乳に漬けるなりしてもっと臭みを軽減出来たかもしれないが、個人的にはこれくらいなら美味しくいただけるので問題ない。熊が用意してくれたドイツビールはヴェルテンブルガーにも相性バッチリである。ご馳走様でした。
最後の天皇誕生日連結3連休は現場が入ってしまったので、バタバタと準備をして調理する羽目になった。上手くできたからまあいいけど、ちょっと勿体無かったなー。