亡父の四十九日で帰省していた。
まだある実家は私が生まれる直前に両親が買ったところなので、成人して家を出るまで生まれ育った場所である。いろいろ始末が終わったら来ることもなくなるんだなと思ったら感傷的になって、天気も良かったので昔飼ってた犬の散歩コースを久しぶりに歩いてみた。近所の沼である。

古いため池の周りが遊歩道になっていて、ぐるっと1周すると30分くらいかかる。どれくらい古いかっていうと、元禄年間に築堤された段丘上水田灌漑のための堰だったというので、1970年代にその周りに興った宅地造成よりよほど古いのだった。このため池を作った偉い人はサン・ファン・バウティスタ号の乗員だったらしいよ。多少のアップダウンもあって犬の散歩に丁度良く、朝は近所の犬連れとよく遭遇したものだった。当時はほどよく寂れて鬱蒼とした感じで犬の散歩天国だったが、近年は古くなった木を切り倒し再整備されたようで家族連れがけっこういたな。
この沼の底は斜度がきついすり鉢状らしく、一度入ったら大人でも上がるのが難しいとかで、たまに水難事故が起きていたっけ。入っちゃいけない沼なのである。

周囲は桜がたくさん植えられているので知る人ぞ知る花見スポットでもある。駐車場がないので近所の人しか来られない。

水芭蕉もちょうど見ごろであった。しかし昔から少しは生えてたけど、この群生具合は整備されているな?

おおー、まだあった。野鳥用の水盤だと聞いたことがあるが、確かなことはわからない。1970年代には既にここにあったと思う。
法要と墓参りを済ませて、帰りは立派な鰻を食べて帰った。

仙台にもこんな店があるんだねぇ。実家を出てからの仙台時代は貧乏だったのでまったく縁のない世界だった。

義兄に「騙されたと思って食べて」と言われた茶わん蒸し。旨味が濃厚で本当に美味しくて騙されてよかった。季節ごとに具材が変わるらしい。

帰りの仙台駅で見かけて思わず買ってしまったヤギのイボンヌちゃん。イラストが絶妙にツボに入った。甘くない塩クッキーなのもポイント高い。岩手県宮古市のお店なのね。トートバッグもちょっと欲しい‥‥。