梅雨は何処へ行ったのだろう。降水量は足りているんだろうか。この夏は電気も水も足りなくなるんだろうか。電気のほうはどうも眉唾っぽいが、硬直した働き方の枠組が少しでも綻ぶならばそれも怪我の功名かもしれない。これを境に日本人もバカみたいなスーツを脱いで、1ヶ月くらいバカンスを取る風潮になればいいのにな。
と気持ちの上では思いつつ、相変わらず自分は社畜なので長袖の作業服に首にタオルを巻いて毎日出勤しているのだった。弊社もご多聞に洩れず、数少ない女子社員にはスカート&ベストの制服がある。私は技術班なので作業服だが、事務方の方々のことである。サービス業でもないのに服装が決められてるのって、余計なお世話で失礼しちゃうんじゃね、という議論もあるようなのだが、弊社の場合は技術部隊は作業服、業務営業職はスーツネクタイと男性もほぼ規定されているようなものなので、むしろスーツ組が会社から支給されないなんてヒドイと主張してもいいかもしれない。なんて妄想するのも全部暑いせいだ。ええと、作業服着用は危険防止でもあるので一概に制服という括りでギロンするにはあたらないというのも判ってますハイ。
さて暇なのにも馴れてきたので時間の組み立てを試行錯誤したりいろいろやってみている。
禁煙してから朝起きられるようになったというと語弊があるが、最初の頃、禁断症状のそわそわ感で落ち着いて寝てられなくて朝も3時4時などこっぱやくから目が覚めていたので、それを利用してさっさと起き出したり夜は早寝したりして姑息に朝方に切り換えるべく操作したらなんとなく成功して、いまのところ出勤2時間前起床をキープしている。そうすると朝ごはんを食べられるようになり、ついでにフルーツなんかも食べちゃったりして、ますます健康、ますますモリモリ。弁当を持っていくにも朝に準備できるので暑い季節でも挫折しなくて済む。前の晩に作っていたら否応なしに夏は弁当休止期間だったのだ。
朝に時間があるついでに1日1箇所掃除も始めた。仕事が忙しかった間、とにかく手間を省き最低限の家事で生活を回していた。そうしているうちにいつの間にかできていた洗濯機の裏や便器の向こう側やガス台のあっち側などの、触りたくないアンタッチャブルな空間を撲滅しようというわけである。昨日は玄関扉を洗い、今日は風呂場でカビキラーを噴霧してきた。もっともワンルームの狭い部屋なのでキャンペーンもすぐに終わってしまいそうだが、せいぜい暇な時期を楽しむこととしよう。