模様替え:机2(完了)

模様替え:机1の続き
塗装を失敗した机である。こうなったらもう仕方ない。剥して塗装し直すしかないわけだが、この剥すのがマジ大変だった。塗料が乾かないのでネトネトしているし、ヤスリで擦っても全然削れずに下手すると伸びる。下地が柾目なのか芯に近い部分なのか柔らかいのか固いのかによっても違う。試行錯誤しつつ途中で泣きそうになりながらもなんとか剥した。結果的にはもう濡らしてしまって木肌から浮かせて無理矢理剥くのが一番早かった。その代り、木地は傷んでボソボソになる。

ここからヤスリの荒目〜中目〜細目と目を変えつつ、傷んだ木地を残さないようにひたすら磨く磨く磨く。集合住宅のベランダで作業しているため、全手動である。

筋トレグッズの腹筋ローラーみたいな動きを汗水垂らしながら反復し、ここまで延べ3日かかった。でも痩せない。腕と肩はパンパンになったのに何故だ。あと、筋肉も付かない。何故だ。その代りあちこちの筋が張って痛い。

ヤケになってつるつるに仕上げたところに水性ステインを2度塗りし、その上からワックスで仕上げ拭きした。本当は前回も水性ステインを使うつもりが、なんか魔がさして多目的水性ペイントを買っちゃったんだよね。てか、紛らわしい商品名はいいから缶にババンと「水性ステイン」とか「アクリル樹脂」とかシンプルに書いてほしい。いや、書いてあるけど。

ざっくりと出来上がり。水性ステインは木目が出るのが特徴で、塗っては拭いてを繰り返す。浸透型で下地によって染まり方が違うので、こういうムラになるのが正解なのである。

一番深く染まったところ。木目が浮いているので拭き不足ではないはず。

最初の下地調整をする前の一番凹んでいたところ。段差になっているのがお判りだろうか。完全に平らにするには凹み過ぎていたので、これの両脇を鉋で削り、更に木パテで段差をなだらかに調整した。

同じ部分の仕上げ後。木パテに全然色が乗らなかったらどうしようかと思ったが、透けて見えるもののこれくらいなら許容範囲である。よかったよかった。

どうよ、この平滑っぷり。この上でボールペンを使ってみたところ、コピー用紙なら下地にまったく引っかからずに書けた。しかし頑張った甲斐があって満足のいく出来上がりにはなったけども、やり終えた時には燃え尽きて真っ白な灰になりそうだった。