細かい仕事を並行してポロポロとこなしている。来月は短期間の現場がある予定。まあ、暇なほうだね。しばらく土曜に休んでなかったが、今週から休めることになったのでやっと整体に行ける。
暇に任せてとにかく寝ている。もうね、人間らしい文化的な生活とかいろいろ諦めて晩飯を食べたら何もしないで寝る。食べてすぐ寝るのは諸々に支障があると判ってはいるが、とにかく眠れるだけ寝ることを優先しているのである。こうなったらロングスリーパーの面目躍如というくらい寝てやろうじゃないか。しかし哀しいかな若い頃と比べると早寝しただけ確実に朝も早めに目が覚めるので、夜に何もしない分の作業を早朝に粛々とこなしている。茶碗洗いとか。
休んでも揉んでも解してもその端から筋肉がこわばってくるのは、さすがにこれはどう言い訳しても心因性なんだろうな。別に言い訳する理由もないけど。仕事が大詰めのときに保っていた緊張が、休んでいい状況になってもそのまま解けなくなっているようで、意識してもどうにもならない。これはなんか違うアプローチを考えるしかないな、というわけでずっと手控えていた精油にとうとう手を出した。具体的にはリラックス系のものを3種類ばかり買い込んで、順繰りに使ってみることにした。
音や匂いというのは不思議なもので、記憶と直結していたり表層の意識を飛び越えて精神のコンディションに作用したりするのだよな。音楽に救われる人やアロマに嵌る人がいるのも頷ける。ただ、こういうのは調味料と一緒で凝り始めるとキリがない。種類も多く覚えきれなくてすぐに飽和するのは目に見えているので、深く追及するのはやめとこう。
毎晩ティッシュに1滴垂らして枕元に置いておいたらなんとなく気分が落ち着いてきたらしく、食欲が落ちてきた。正確にはのべつ幕なしに食べたい欲求があったのがなくなってきた。あー、やっぱりこれもストレスだったか。無くなって初めて判るオカシイところ。他人事のようだが、実際に自覚もコントロールも出来ない部分なんて、それが自己の内部であっても感覚的には他人と一緒である。他人とは違うのは、押したり引いたり好きに操作していいってとこだな。
精油の匂いはリラックス系の雄であるラベンダーからして甘いけどもツンと尖っているし、嗅いで「落ち着くわぁ」という感じではない。ただ清潔感はある。洗剤っぽい匂いともいう。もっとも順番が逆で洗剤にそういう匂いが付けられてるんだろうけど。動物的な不潔な匂いがしないというだけで、身体は安心するものなのかもしれない。よく判らないが落ち着くという目的が達成されるなら、プラシーボだろうが気のせいだろうが委細構わん。よーしよし、いい子だ、このまま落ち着いて回復していけー。(呪文)