マスク自作

マスクが切れた。仕事柄、埃っぽい時など用にマスクは箱買いしていたのだが、新コロ騒動で毎日つけねばならなくなってあっという間に枯渇した。なんでもドラッグストアはトイレットペーパーと並んで品薄状態でどこも朝から行列だとか、転売が横行して値上がりしているだとか、噂が飛び交っている。折しも安倍首相が全国民に2枚ずつ布マスクを配ると言い出して、非難が轟々と湧き上がっているところである。

もうメンドクサイ。何もかもメンドクサイ。作ればいいんだろ。自粛要請などどこ吹く風で毎日普通に出勤していてクソ忙しいのに、週1の休みくらい休ませろよ。こちらとら祝日もないんだからな!

キッチンペーパーを折ったものを自分の顔に当てて型紙を起こす。

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これを平面の紙に写して古いTシャツを切って縫い合わせて出来たのがこれ。

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縫い目を内合わせにすると自動的に2重になる。耳掛けの紐は共布で三つ折りにしてみた。うぅむ、手間がかかりすぎて枚数を作るにはちと難儀だ。洗い替えを考えると1週間分は欲しい。もう少し簡略化するか。

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耳紐部分まで一体で裁断し、端は内側へ折り返して縫い、真ん中の縫い目は外とした。単仕立てである。ついでに鼻周りをおさえるワイヤーも仕込んだ。洗って使っていた使い捨てマスクからパーツ取りして、足りない分はコード類をまとめる針金入りのモールで充分ですよ。耳紐部分は切りっぱなしのそのまま。素材が古いTシャツなので模様入りもできる。

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装着してみると顎のラインもぴったり合う。そりゃ型紙を現物から起こしてるからな。マスクのオートクチュールである。嬉しくはない。

ガスファンヒーターを買った

11年前、引っ越してきた時にあまりの寒々しさに仕事帰りに駅前のヨドバシへ寄って、一番安いやつを選んでそのまま持ち帰ったことを覚えている。何もかも自分で解決せねばどうにもならないと意気込んで、ファンヒーターを抱えてひとりでバスに乗ってえっちらおっちら運んだのだった。それから暫くの年月が経って、だいぶふてぶてしくなったし稼ぎも増えた。あの時に買った小さなファンヒーターは毎年フル稼働してくれていた。しかしとうとう年末くらいから電源を入れると咳き込むようにコンコンと異音がするようになったのだった。ファンの軸がズレているような音だな、とこの年月の間に経験を積んだ私は当たりをつけたのだが、ガス器具なので中身を弄るわけにもいくまいよ。事故のもととなってはどうしようもない。寿命であろうし、ここは大人しく買い換えるか。ふむ。

では部屋の面積から勘案して能力を選定し、欲しい機能を考えてモデルを決める。ガスファンヒーターではそれほど選択肢があるわけではない。メーカー別にひとつずつピックアップして、あとは値段と外観の好みである。シンプルで薄いのがいいな。

ごくスムーズに機種を決め、スマートにAmazonさんに発注。間違っても現物を持ち帰ったりしない。アーバンな生活である。そして時を置かず届けられたファンヒーターは前に買ったのと同じメーカーの上位機種だった。

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点けてみたら、マジ、あったかい。新しいヒーター、サイコー。

いやぁ、前のは能力が小さすぎたんだということがよくわかった。部屋全体が暖まらず、ヒーターの前から動けなかったのが、今度は燃焼量も風量も大きくて部屋中に温風が行き届くからヒーター前に陣取らなくても大丈夫になった。今までは冬の間は寒くて窓際になどいられなかったが、これで部屋が広くなる。まあいろんな物件があって部屋の広さとか間取りもあるけどさ、生活する上では快適温度の空間がどれだけ確保できるかってのが居心地のキモだよね。空調・換気器具は部屋の大きさにあったものを選ぶの大事だわ。

正月は伊豆シャボ(7回目)

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正月は伊豆シャボである。

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踊り子号でおべんとう・冬を食べ、

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カピバラが露天風呂につかる様を眺めたり

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ペレットをふやかした鏡餅にがっつくのを眺めたり、

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マーラ釣りをしたり、

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密集隊形を視察したり、

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棚に片付けられた剥製のフリをしているマーラを発見したりしていた。

今年の伊豆シャボのカピバラ状況は露天風呂のあるところに5頭のガンモ家族、虹の広場に10頭+3頭のケビン家族、池のほとりに1頭+4頭かな。新顔がいるのか、誰が何処やらもうよく判らない。孔雀もフラミンゴもリスザルも増えていた気がする。

バレットジャーナルをやってみた

今年は4月から巷で話題のバレットジャーナルをやってみていた。スケジュール帳を使いやすいように自作してとにかくなんでもメモるというやつである。過集中があって気分のムラがひどく飽きっぽくて忘れ物大王という、病院に行ったら多分なんかしらの診断名が付くだろうね、と本人も思うような性分である。そんな特性が近い人が考案して人生が変わったらしいバレットジャーナルは合ってるかもしれん、と試してみたわけである。

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結論からいうと、市販のスケジュール帳ってよく出来てるな、である。

バレットジャーナルを作るのは初めてなので勝手が分からずとりあえずネットでオススメのやり方をしてみたのだが、年間予定でざっくりした予定や目標を書き出しておくというのも、市販の手帳にはそのページがプリセットされている。逆にいままで見開き年間のページを使ったことなかったけど、こう使えばいいのか、と盲を啓かれる思いがした。

忙しくなってくるとやっぱりカレンダーの日付から作るのがネックになる。そして欄を作ってもそんなに書くほど夢も予定もない。何故なら社畜なので。

仕事は工程表で管理するので手帳には試運転やら検査などの大項目しか書かない。工程表ってのは市販されてるのだとプロジェクト管理用の帳面に似たもの(たぶん考え方は同じ)で、ある程度以上の物件なら必ずCADやエクセルで自作し客先にも渡すので、わざわざ個人の手帳にまで引き写しはしないわけだ。細かいタスクは付箋をモニターに貼りまくって終わったものから剥がして捨ててる。量的に手帳ではとても間に合わん。せいぜい打ち合わせや現調の予定を書くくらいだな。

趣味の工作用の寸法まで入れた計画図は、なんならコピー用紙に何枚も書き散らすので、小さな手帳ではどうにもならない。最近はそれ専用で小さめのクロッキー帳を使っている。これはこれでまとめておきたいしね。

それとやってみて判明したのだが、どうも私は体調や気分のムラで簡単に1週くらい潰れるので週の予定が詰められないらしい。しかも計画を立ててこなせないと不貞腐れるので逆効果だったりする。あと週だと絶えず追い立てられる感じがして厭だ。ただでさえ忙しいんだよ! 月くらいだと抜け具合がちょうどよく、これで予定が一目で見えるようになってると楽なんだな。

一方で旅行の予定を立てるときは便利だった。付箋で行きたいところをリストアップして予定を組んでその日付に貼り付けるというやり方をしたら整理しやすかった。あとは買い物メモくらいかなぁ。

しかし計画を立てたいほどの旅行もまとまった休みも年に1〜2回くらいしかないわけで、これ、マンスリータイプの薄い手帳で充分なんじゃね? 後ろの方にメモ用の紙も10枚くらい付いてるし、イレギュラーなことはそこに書いとけば用は足りる。毎年ちょっとしか使わずに余らせてたしね。買い物メモはカレンダーにちょこっと書けば済む。

イチから作って弄り回したことで、なるほど手帳はこう使えばいいのかという発見はあったな。年間予定表や後ろの方のメモ用紙も遠慮なく使えばいいし、色ペンは常時持って歩いてるわけじゃないけど、付箋なら使いやすいとか。

バレットジャーナルで人生が変わるのは対外的な予定だけでなく内的で曖昧なことも手帳に表せばいろいろ捗るというのが主旨なんだろうけども、私にとって外の時間の流れが弛まず流れる川なら、自分のペースはたまにドバッと吹き上がる間欠泉なので、同じベースに乗せるには無理があった。そもそもは思いつきをメモして忘れっぽいのをなんとかすればいろいろ達成率が上がるかも、と甘い幻想を抱いていたのだが、メモを見て思い出したところで忘れるくらいのものはもうその時はその気分じゃないからやらないのだ。それどころか気分じゃないものを見るのも厭だし、こうなるとテコでも動かない。自分のムラ気を甘く見てた。手帳くらいじゃダメ人間は更生しないということをつくづく思い知る結果となったのだった。なんだかこう書き出してみると、私はよくもまあ毎日仕事して社会生活を送っているよな。

そんなわけで、来年用にマンスリータイプの薄い手帳と付箋を買った。

今年のクリスマスは塩釜焼き

毎年なにかしらネタ料理を実践しているクリスマスである。今年は唐突に思いついた塩釜焼きにした。白っぽい塊を木ハンマーで割って中身を食べるアレである。肉でも魚でもいいらしいが、なんとなくシーフードかなぁというイメージ先行でいたため、当日に魚屋へ行ってなんかあるもので作ってみた。

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結果、エビとブリ。

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卵白と塩を混ぜたものを敷いて、ローズマリーをまぶした材料を並べる。

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さらに上から卵白塩を乗せて包む。塩釜の釜部分は卵白でしっとりさせた塩なのでここから出来上がりまで食材にどんどん塩が入っていく。なので包んだらすぐに焼く。ブリは切り身なのでしょっぱくなりすぎる危険性を考慮して、上側だけキッチンペーパーを挟んでおいた。

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両面焼きグリルで焼いたらバーナーの形がよくわかる焦げ跡がついた。

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すりこぎで叩いてみたら、焦げたところはコンコンと音がするくらい硬くなっていた。

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御開帳~。香ばしいエビとローズマリーの香りがふわっと立ち上る。

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クリスマスディナーの出来上がり。切り身は若干しょっぱかったけど、エビは殻つきのまま焼いたらいい塩加減でローズマリーの香りがよく移っていて美味しかった。蒸し焼きにするせいか、油が抜けてなくてブリもふんわりしっとりだった。

メリークリスマス。

アメーバ、ぐにゃぐにゃになる

数年来、調子が悪くなるたびに通っている整体院がある。この度の労災事故の流れでアバラが痛いと訴えたら、初めてお灸というのをやってもらった。これが脇を棒状のイグサでぼうぼうと炙られるというもので、まるで呪術師にまじないをかけられてる絵面だなと内心可笑しくなったのだが、終わってみるとあら不思議、ガッチガチに緊張していた肋から力が抜けてふぅっと楽になった。ちょっと待って先生、これ全身にやって、と言ったら本当に本格的に鍼灸で全体的に診てもらうことになった。「治すよー、治すよー、身も心も治すよー」と先生は柔和な顔で笑っていた。

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マッサージなり整体なり、その手のところのどこに行っても全身硬いとにかく硬いと評され、苦しくないですか息できてませんよとまで言わしめる身体の持ち主である。もう力の抜き方が分からない。揉んでも摩っても一時しのぎで次の日には元通り。ストレッチしても伸びやしない。歩いても登っても代謝しないし負荷をかけても筋肉痛にすらなりやしない。根本的なところを治さなにゃいかんのだろうと薄々勘付いてはいたのだが、どこが悪くてどうしたらいいのかまでは門外漢にはお手上げである。医学的に異常があるわけでなし、いわゆる不定愁訴の困ったところだ。こういうのは東洋医学ならお得意だろうし、痛めた膝も治りかけにちょっと寒い中で作業したら痛みがぶり返したので治さなきゃしょうがないしで、一丁任せてみるかと鍼灸の予約を入れたのである。保険が利かないっていっても、マッサージ60分より安い。
予約当日に行ってみたら問診も何もなく、ハイ、あおむけに寝てー、電気かけるよー、ハイ、いくよー、とプスプスプスと痛めた膝を中心にあちこちに鍼を刺され更にお灸を据えられて電熱線であっためられて最後に揉まれた。もう何年も通ってるところなので何も言わずともどこが悪いか本人以上にいろいろ分かられてるらしい。東洋医学らしく内臓から治すということで、終わってみたらなんか乱れていた内臓が収まるところに収まったような感覚があった。なんか身体がここ最近なかったくらい滑らかに動く。いつものように夕食を摂ったらいつものように頭がぼんやりしない。ていうか、そこから調子悪かったのか。膝はまだ痛いし肩こりが全快したわけではないけども、なんかこうバラバラに動いていた各部の連携にピッと1本筋が通ったような。それでいて頭がほやほやで眠くてたまらない。内側から治すってこういうことか。
1度ですべてが済むわけではないので、何度か通うことになる。これで積年の不調が何とかなればいいなー。我慢強いというより鈍すぎて本人も知らんうちに溜め込んでいるタチなので、どんだけかかるかはやってみないと分からない。とりあえずいま、右肩の凝りの酷いところが何もしてないのにピリピリピクピクしている。

後出し日記

そろそろ年末も視野に入る時期になったので、サボっていたブログの日付を遡って、大きな出来事を振り返り日記にまとめようと思う。日付を遡ると更新情報はどういう挙動になるんだろ。よくわからんが、ま、いっか。長年のネット生活のお陰でなにかというと写メを撮る癖がついているので、iphoneの写真を見て思い出したものを中心にお送りしようと思う。
あげる日記は以下。

随時編集して書いたところからリンクを貼る。順次、いってみよう。