酒及び食物

塩漬け肉

夜中にふと思い立って塩豚を作ってみた。このごろ夜中にごそごそと料理していることが多い。 作り方は豚バラの塊に塩胡椒とそのへんのスパイス類を多めにまぶし、冷蔵庫に安置するだけ。燻製にするための漬け込みは何度かやっているのだけど、いままで燻す前…

クリスマスディナー大失敗の巻

今年のクリスマスには丸鶏のポトフなるものを作ってみよう、というわけで、いそいそと軍鶏の丸鶏やら普段使わないスパイスやらを手配し、ドライフルーツや雑穀・根菜などと一緒にぐつぐつ煮込んでみたのである。ポトフといえば基本的には煮るだけの料理であ…

毎年恒例

ようやく炊事をする暇ができたので、この時期になると食べたくなるはらこ飯と芋煮。なんだかんだ毎年作っているのでやっとノルマを果たしたような心持だ。熊は次の日も芋煮を食べることになりそうだが、私が食べたいので問答無用。この先ももうちょっとまと…

ラ シャッス (La Chasse)@六本木

そういえば忙しくて紛れていたが、毎年恒例誕生日の大盤振る舞いに与ったのだった。今回はジビエ料理の『ラ シャッス』。六本木のちょっと入ったところにあるフランス料理店である。 なんでもシェフ本人が猟をしているとかで、自分でうった鳥や動物を調理し…

トマトの丸かじり方

朝にコンタクトレンズを入れるついでに流しの上でトマトを丸かじりしていてふと思ったんである。 イメージとしてよくあるトマトの横から齧りつくのって、実際にやったら果汁が顎を滴り落ちて服まで汚すよね。 じゃあどうやって食べているのかと意識してみた…

復興牡蠣が届いた

一昨年の4月に紹介した復興支援の『三陸牡蠣オーナープロジェクト』(2011年04月22日(Fri)‐牡蠣)。あれから丸2年が過ぎ、とうとう三陸で養殖された牡蠣が届いたのである。 どん。箱を開ける前から懐かしい磯の匂いがした。開けたら特大サイズの牡蠣が20個、…

伊東温泉(前編):木造3階建ての温泉旅館『東海館』と豪華温泉宿料理

正月休みには熊に伊東温泉へ連れて行ってもらった。特急電車で1時間半くらい。 往きは奮発してグリーン車だよ! 寝坊したので電車内で軽くサンドイッチをつまんで腹を持たせる。いってきます。

今年のクリスマスはパテ・ド・カンパーニュ

毎年何を作るか頭を悩ませるクリスマスだが、今年はレバー入りの田舎風パテ、パテ・ド・カンパーニュである。いわゆるレバパテなのだが、つばめグリルで食べて以来とりこになったのにあんまり置いている店がないので、いっそ自分で作ってしまえといつもの癖…

油麩丼

いやはや寒い。毎日歩いて帰るのも鼻水との闘いである。寒い地方では塩分過多で卒中が多いというけども、寒いと鹹いものが食べたくなるのは何故だろう。そんなことを郷里の名産・油麩を手に考えていたのだった。 理由は考えても判らぬがとにかくガッツリ系の…

聘珍樓の極上饅を食べてみた

寒くなってきたし肉まんが食べたいな、とふと思い立ってネットで肉まんを探してみたのである。世の中には大きな肉まんというカテゴリーがあって、中華街のどこそこで売っている蒸かしたてのが大きくて美味しいとかいろいろ評判になっているらしい。また方向…

祝いの羊:ウランバートル @両国

熊の誕生日なのでなに食べたい? と訊いたら「モンゴル料理!」とのたまう。モン‥‥ゴル‥‥? ああうん、いいけど、モンゴル料理っていうと、どんな料理だろう。というわけで、両国は「ウランバートル」というお店に行ってきたのである。折りしもお互いにクッ…

隠れ家

誕生日だったので凄い加工肉をご馳走してもらったのだった。 店主が職人気質なのか、要予約・ネット掲載して欲しくない・前日までに予約したら有無を言わさずお勧めプレートが出てくる等々、なかなかにゴリッとしたゴツいお店であった。そういうわけなので今…

蕪のスープ煮

ものぐさなためすっかりネットが兵站補給線となっているわけだが、発注にはミスも伴う。週1配給分の注文したつもりで安心していたら、今週はよりによって野菜をまるっと頼み忘れていたらしく肉と魚ばかりが配達されたのである。仕方ないので近所の八百屋に仕…

関西旅行 番外:食べ物篇

旅の楽しみは食の楽しみでもある。 往きの新幹線の中で京都に行くのになんの下調べもしてなくて、twitterに【急募】とお昼のラーメン店を募ったら、親切な方々がいろいろと教えてくれたのである。それによるとどうやら京都駅近辺でラーメン屋といえば「新福…

肉塊1kgのローストビーフ

何故か毎年必死になってチャレンジしているクリスマス料理だが、今年はローストビーフである。 うちのちゃちいレンジに付属しているオーブン機能がまったくアテにならないことは、去年丸鶏ローストで失敗して思い知ったので、今回は圧力鍋を使うのだ。参考に…

里芋の押し焼き

里芋がたくさん出回る季節である。種類によっては海老芋やらこいもやらいう。ほっくりねっとりした食感と土を食べているような香りが滋味深く、ちょいと小ぶりなのをころころと煮て甘辛くしたのもいいし、立派に育った真っ白な断面をすぱっとみせるのもいい…

ソウル・フード 2011

秋も深まりいよいよはらこ飯と芋煮の季節である。年に一度は作らずにはおれないソウル・フード。 はらこ飯というのはつまり鮭の炊き込みご飯にイクラを乗せた鮭版親子飯で、川を遡上してきたのをとらまえてその場で飯にしてしまおうという単純極まりないもの…

今夜はもやし

安くて栄養豊富で美味しいもやしは庶民の味方。歯ごたえのある豆もやしも好きなのだけど、いちばん一般的ないわゆる緑豆もやしについての話である。これの一本一本の頭と根を取ると、雑味とシャキシャキ感を邪魔する感触がなくなってとても美味しくなるのを…

茄子坊主

近所の八百屋で巨大な茄子を売っていたので買ってみた。 イタリアの高級品種でロッソビアンコというらしい。でも1個250円。直訳すれば赤白だが、色は薄い紫である。ネットで調べてもソテーがオススメらしいということくらいしか出てこなかったので、とりあえ…

経堂:タイ屋ソンタナ 〜美味しい料理と楽しい会話〜

経堂はタイ料理店のソンタナへ行ってきたのである。 実はこのお店、以前ときどきこの日記へコメントをいただいていたこいちさん(twitter: @satokoichi)のお店なのである。開店の噂を聞いたときから、エスニック料理も大好きだし、これは是非行かなくては…

西麻布:スイス・シャレー

先週が誕生日だったので、お食事に連れて行ってもらった。 チーズフォンデュを食べに行こうということで、西麻布はスイス・シャレーというお店へ。広尾の駅から大通り沿いに少し歩いた先に、ひっそりとした入り口がある。気をつけていないと見落としてしまい…

牡蠣

私は牡蠣が好きである。そして三陸は牡蠣の名産地なのだ。だから(だから?)牡蠣は全力で応援したい。 (画像クリックで別窓で開きます)(さらにリンク先の『日本オイスター協会』に飛ぶと、「カキペディア」「カキッチン」「オイスターツイッター」等々、…

イカと花見

いのち短し、恋せよ乙女。今年もいつもと変わらず花が咲き、その盛りはあっという間に過ぎ去ってしまうんである。 そんなわけでこの週末は新宿イカセンターでピッカピカのイカを食べたり、野毛山動物園で亀をじっと眺めたり大忙しだったのだった。 まさかの…

お伊勢参りと名古屋

気力体力精神力に限界を感じて週末から9連休を申請したのが木曜日。地震の影響で帰省することもできないし、休みが取れたら見学に行きたいと思っていた外郭放水路も見学会を中止している。なにより私自身がぐったりしてしまって何もする気が起きないので、特…

哀愁の冷蔵庫

体調・体重管理のために食生活の見直しを図っているのだが、つくづく私は食いしん坊なのだな。 特に野菜料理には目がない。ムサカも美味しそうだしけんちん汁も捨てがたいしカボチャのスープもステキでとろろ芋もいいよね。などとなんでもかんでも食べたいの…

メリークリスマス

鶏の足も焼いたが、今年のメインは白アスパラのオランデーズ・ソースがけである。 プレゼントも貰ったよ。 中身はエンジン2種。 ふたつもあるよ! 小躍り。もったいないのでまだ箱は開けていない。しばらくためすがえす眺め、満を持してから組み立てることに…

冷蔵庫の中身

ウチの冷蔵庫には一角を熊に占拠された熊コーナーがある。そこに何が入っているのかというと、全部ビールである。それも通販で注文した瓶ビールで、嵩張ることこの上ない。毎日ウチで飲んでいるわけでもないのにずうっとそこにあり、私がひとりで飲んでいい…

おににに

私の作るおにぎりは大きい。全面をがばっと半切りの海苔で巻いた様は堂々として「おにぎり」というよりイメージ的には「握り飯」といった風情である。それを見る人は一様に、 大きいね。 と素直な感想を漏らす。私はそれに対していつもこう答える。 うむ。ふ…

千葉と亀戸映画談義

東京湾を迂回して千葉まで行ってきた。ちょっとした小旅行だよ、と勢い込んで出掛けたが、実は乗り入れをしている長い路線の電車にうまく乗ると、横浜駅から乗り換えナシの1時間余りで到着するのであった。着いた先は台風一過の青空。 千葉らしいものを食べ…

圧力鍋で参鶏湯

熊が「おれの誕生日を祝え。ご馳走を作れ」と鼻息荒く主張するので、はて、何を作ろうかと考えたんである。ご馳走を期待されているからには、無駄にインパクトのあるものがいいな。目出度そうなのは尾頭付きだが、魚の丸焼きというのも芸がない。そこで丸鶏…